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締切近い同人誌評進めています。

今回担当分、少なめで80作くらいかしら……

 

先日、「ミサイル」という詩をある冊子へ寄稿させていただきました。

本を出版するようになってから詩を書くのは初めてです。未熟かと思いますが、掲載していただけましたら幸いです。「少年詩」(定義は、大人が子供に向けて書いたもの…?)から外れるかもしれないと思い、場所は選ばせていただきました。いち転校生が浴びせられた机上の暴力が題材です。

カード絵本「DOLL STORY」は、二枚目の絵を樋口ゆう子さんに仕上げていただいたので、こちらも仕事が落ちつく、お盆明けごろには印刷をお願いする予定です。ゆう子さんとは先月観劇をご一緒させていただきました。その舞台衣装が素晴らしくて、もうなかば取材気分になって、この舞台衣装の画集もほしいくらいよね、と言いあってました。

 

ここからは、前回の「ソーサク部屋」で後日…と書いた朝ドラがらみの続きです。

7月の上京中、うちの次男と「エンパク」(前回のソーサク部屋ご参照くださいませ)で開催中のドラマ展に行ってきまして、日本のドラマって人を幸せな気持ちにするのに長けているよねえ、ってつくづく思いました。懐かしのお茶の間ドラマから最近ヒットしたドラマまで紹介されていました。

個人的必見は、「泣くな、はらちゃん」のあの二次元世界につながる櫓みたいなセットの設計図でしたね。あんな細かいところまで設定されているなんてびっくりしたのと、あらためて櫓=祭り……ん? 祭り? なんか意味深だなあ……そういえば鳥居とか、最終回でのお神輿かつぎとか、さらっと観てしまったけど、あれも撮影場所にこだわった深い思いが込められていたんだなあとか気づいたり、いや気づかなくても面白かったよね、と振り返ることができました。

 

なんと、貴重なことに、寺山修司が山田太一氏にあてた肉筆の手紙もありました(すごく可愛い字を書かれる方だったんですね!)

 

あの空間にいるあいだ、ずっと心に灯っていたのが、ふんわりとした幸福感でした。「CRISIS」や医療系のハードな内容のドラマにしても、そこにフィクションという「お約束」があることで、視聴者はやっぱり一部始終”観客”のひとりなわけです。ドラマの魅力って、リアルだけどどこかリアルではなくて、安心して観客でいられるところも大きいんじゃないのかなあとよく思ったりします。

だからべつに、史実とか現実を取り入れる努力はあっても、リアルになぞらえたほうが正しい! みたいな気持ちはありません。むしろ、どの時代を描いても「いま」の感性に沿ったものにしたり惹きつける努力をするほうが大事なんだと思います。

わたしも作者の一人として、ね、そういうことよくドラマから学ばせていただいています。

 

「ひよっこ」の場合は、深い傷を受けた宗男に、「相手側にも同じくらいの傷を与えたんだろうな」という”加害者”の視点はきれいに避けられていたわけですが(激戦地での英国人とのふれあいにより)、宗男というキャラクターが現代の感性にマッチして、人の生きる力とか開き直りに嫌味がなく素直に受け取れたことに、脚本家の腕の良さを感じてしまったわけでした。

人の良さを集められるだけ集めて描いて「きれいごと」ではないように思わせるのは、上級の手法だと思います。

暴力や攻撃的なものでしかけたほうが、人は(とくに子供は)容易に惹きつけられるものでしょうから……。

 

 

さてタイトルは、あじ~~日が続いているからといって、手抜きをしたわけではありません。

 

ツイッターで、小泉八雲の曾孫でいらっしゃる小泉凡さんの『怪談四代記』をご紹介したので、怪談にふさわしい(?)季節でもありあやかりました。
​「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに……」の「八」ですね。

ツイッターでも推しておりますが、民族学の先生ならではの、記録書としても面白くてためになる読み応えのある本ですので(怪談や神話好きな方には新たな創作のヒントになるかも?)、オススメです。

 

あと、未発表の拙作については、記憶もアヤシイので色々調べているうちに、もう一冊、興味深い出会いがありました。
民族学者の谷川健一さん(故人の方)がまとめられた『列島縦断 地名逍遥』という本です。そこに物語で引用させてもらった出雲国風土記に記述されている「等々島」(トド島)のことも紹介されていて、新たな視点と知識欲を沸かせていただきました。

 

お話を書いた当時は、わたしは30歳かそこらで、当時は乳児を抱えてましたので、たぶん母親に預けて取材に出かけに行ったのだと思います。乳児なので、日帰りだったかも? ……う~ん、できたんでしょうか。

美保関方面のバスに乗った記憶は残っています。だとしたらかなりの強行軍だったでしょう。

 

こんな風に、たいていの記憶というのはすぐ不確かになるものなのに、四代にわたっての記録を鮮やかに書き起こされた小泉氏の非凡なお力のなんという確かさ、ひょっとしてほんとうに八雲…ラフカディオ・ハーンの魂が宿られているのでは……とちょっぴり背筋を凍らせながら楽しく拝読させていただきました。

 

5日の福岡は38度を軽く超えたそうです。夕方、水道の蛇口をひねると、お湯が出てきました。

取引先仲間と長崎伊王島方面に出かけていた夫君は、台風の影響で多少日程変更しながら、ぶじに帰ってきました。久しぶりに長崎の原爆資料館にも立ち寄ってきたそうです。お土産は塩キャラメルナッツクッキーでした。

 

どうぞ皆さま、くれぐれも無理は禁物です。ご自愛ください。

ソーサク部屋   2017/08/07   xyz

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