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2021年03月

解放感は罪?

 

 

福岡県知事選挙の整理券が家族分届いていました。

前小川知事には、大濠公園の「セントラルパーク構想」のその後の対応をしていただきたかったのですが、闘病中となるとこれ以上は言えませんよね。もしかしてそれらが心労の重なりにもなっていたかもしれませんし。後任者がその後をお務めになるのでしょう。

今週の公園はたくさんの人でにぎわっているそうです。福岡武道館の緑の屋根に、桜の木々も映えているのでしょうね。

 

少し前のことですが、弓道場の的場には新しいりっぱな幕がさげられました。背景は個人情報に関わってくるので伝えられないのですが武道館弓道場ゆかりの若い方(正確に書くとご親族)から寄贈されたものです。

武道館移築のプランもはっきりとしないままに、この幕をすこしでも汚したりないがしろにする団体、為政者をわたしは応援する気にはなれません。

 

 

というのはもちろん個人の気持ちですので。多くの弓引きびとはおおらかな人ばかりです。

 

 

わたしが大牟田の絵本美術館の建設事項と児童文学セミナー開催事項をいっしょくたにはしたくなかったのも、「パーク構想」のことが重なり、背景を複雑に考えていたからです。

美術館設置を反対する者のなかには(政治的ポーズではなくて)維持や管理についてまできちんとした考えがあって反対する者もいるはずでしょう。その方々の小さな声をいちイベントをもって圧しつぶすような行為は避けなければいけないことです。

物事は双方の考え方、合意をもって、進めていければと思います。

絵本美術館の行く末については、運営委員会も発足され今後をゆだねられています。

 

 

セミナーについては、事後処理が落ち着いたころ「リモートお疲れさま会」を開きましょうと声をかけていただいています。

正直、ここ数年は特にしんどかったので(セミナーがどうというより、身内や幼なじみを見送ったりも重なったのが一番大きかったと思います)解放感でいっぱいで考えていません! とうっかりあっさり断ってしまうところでした。

これも自己中心な考えでした。

振り返ってみれば、交流会もなかったですし打ち上げもできませんでしたのでもしかするともしかして話足りない思いのままでいる方もいるかもしれません。これを機会に、協会の先生方とさらなる交流を深めたり勉強を熱心に進めたい方もいらっしゃるかもしれませんね。わたしも秋口から考えているアクションがあるにはあるのでした。

 

それで。セミナーを大きく支えてくださった大牟田の会の皆さんや、福岡の会員さんの笑顔を思い浮かべて、希望をとることにしました。

こちらは近いうちにご連絡をしますね!

 

  2021/03/27   xyz

続 ともだちのイス

 

どういうわけか、6台に増えているそうです。さいしょの1台と合わせて7台ということになります!


休眠中のFBチェックしてみましたが、ログでは経過がよくわからないほどあっという間に集まったみたいです。

内田さん、本職だけではなく、きっと工房経営もできますね。

 

1台めの預け先をわたしも知っていますが、見た目のやわらかさに隠された重厚な檜のイスです。さすがに6台いっしょにはご無理でしょうから絵本美術館開館と同時に搬入ですね。それはそれは壮観でしょう。その日を楽しみにしています。



仲介に協力してくださった、村上しいこさんのブログで、久居少年少女合唱団(現 三重県津市)がいまも健在で活躍中なのを知りました。

 

じつはOGなのです。←♪

 

 

 

  2021/03/22   xyz

なんとなく……

 

大牟田児童文学セミナーにご来場くださいました皆さま、あらためましてまことに有難うございました。

たくさんの方にお世話になり、おかげさまで大きなハプニングもなく終えることができました。

実行委員会のほうからは簡単ではありますが、お礼状を発送させていただいています。ほんとに簡単で申し訳ない。数々の感謝の思いはそーとー大きいのですが重たすぎるのもどうかと思いまして……

子どもゆめ基金さま、後援いただいた新聞社、放送局、団体さまには日本児童文学者協会を通じまして事後報告書をお届けします。よろしくお願い申し上げます。

 

 

じつはまだまだお世話になった方がいまして、例えば1日目の文化会館の駐車場警備には、シルバーの派遣さんが二人来てくださっていて――

雨は上がってしのげたもののあの寒いなか開会時間の前後までずっといてくださったのです。帰り際に、お二人にもちょっとした御礼を言うことができました。

会員向けの報告については、協会が発行するZb通信等で先々に発表があるかと思います。

 

 

きょうは通常仕事のあと、出版予定の絵本についてのだいじなやりとりがありました。

割り付けゲラはすでに画家さまにお渡ししてあり、編集さま、そして取材先さまも交えて、都度都度の細かい確認をていねいに進めてくださっています。

この本、ヒットの予感がします。(なんとなくの確信です)

昨年の取り組みはじめから期待満々でいましたが、これからの進行もとても楽しみです。

 

それから5月の連休までにはまとめたい原稿を少しだけ進められました。こちらの最初の取材は1年以上も前の話です。とても遅れているので大急ぎで頑張らなければいけません。言い訳づくしでお待たせばかりしています。申し訳ございません。

 

本日は日本文藝家協会から、新たな著作物使用料の明細一覧も届いています。採用いただきまして有難うございます。

 

 

それと。も一つお知らせ。

内田麟太郎さんから「ともだちのイス」についてのご提案をいただきました。

大牟田児童文学セミナーの会場に来てくださった方はごらんになったと思いますが、舞台左側に置かれていたあのやさしい風合いの木製のイスです。

児童文学作家の高橋秀雄さん、最上一平さん、村上しいこさんから絵本美術館への寄贈品というのは当日のアナウンスでも紹介させていただきましたが、わたしも便乗させてもらうことになったのです。

メールでの打ち合わせでは、内田さんとわたしと、ほかに数名でもう1台(という表現でいいかいな?)作っていただきましょうということでした。

ところが内田さんがFBで賛同者を募ったらわずか20分で集まってしまい、すぐに締め切りとなったそうです。

しかも、なにやら早くも3台めの話になっていて、内田さんの記名は3台めになりそうとか。

 

内田さんといっしょに記名したかった方に申し訳ない気持ちです。

後日、こちらのイスについての報告をします。


 

それではまた。

 

 

ソーサク部屋   2021/03/19   xyz

夢見月に入る

 

 

大牟田児童文学セミナー、おかげさまで開催まで10日を切りました。

 

いまどういう状況かと手短に申しますと、13日初日の全体会で160名超えの見込み(来賓者、スタッフ陣入っています)、14日の各分科会も日に日に人数が増えていっています。

増えていくとどうなるかといいますと、分科会は、借りているお部屋のコロナ禍における規定のキャパを超えますので移動を検討するわけです。

おまけに内田麟太郎さんが募るひみつのツアーも入ってきて(13日に会場発表?? 先着で14日午後開催)、てんやわんやです。笑

 

来賓者の方々もここでは発表してはいけないのかな。

子どもの本の書き手は、サプライズだのシークレットだのひみつ好きが多い傾向なので、お手伝いするほうはどこからどこまでがシークレットなのかミッションなのか大いに気をつかいます。(笑うところです)

大牟田市の重役の方々もかけつけてくださいます。お忙しいなか誠に有難うございます。

 

 

さかのぼること四年前。

このセミナーの企画を……企画前の「つぎは福岡でやりたいけど、どう?」くらいの話ですが、協会のえらいさん方に打診されたのが2017年の春でした。

そのいきさつについては、昨年末刊行の「日本児童文学」11・12月号にも書いています。「上野の森親子フェスタ」関連で上京した際のとつぜんのお声がけでした。

それからの長期にわたり、色々な方のお力を借りるうちに、また複雑化も進み、ひとつのイベントを運営する難しさを感じるようになりました。……背景事情も加わって長引けば長引くほどに。

 

わたし個人は、最初は九州の作家中心(九州山口の書き手描き手が講師をするという意味)で開催できればいいかなくらいでお引き受けしていたものですから、色々な貴重なアドバイスをいただいて、それがいまでは大正解だったと思っていますが、個人のうちうちの気持ちとしては、セミナーの内容じたいが膨らみ大きくなるにつれて、責任持てるだろうかといちいち悩み、不安のほうが大きくなり、いちどは辞退を申し出たこともあるんです。

こんな風に「おおごと」になるのはわたしでも予想できていたからです。

あれよ、と引き止められちゃいましたが、ね。

 

セミナーが企画段階で延期をくりかえしたのも絵本美術館の延期が大きかったです。

春のたびに絵本美術館の建築ごとが延期になる理由も最初はなんでかな~くらいのものだったのが、「なんだ。そういうことが絡んでいるのね」とわかってきて腹だたしく思う日々もありました。だって、最初の予定どおり開催できていたらコロナの影響も受けなかったはずですから。

世の中のことがわかっているようでぜんぜんわかっていなかったこの世間知らずが学習させていただきました。

 

そんなこんなのややこしいことを越え、それでもイベントを開催しようとなんども初心にかえりを繰り返してきて本日があるわけです。

なんかの推進力?  いまだによくわかりませんが意地ではないことは確か。

やっぱり夢や希望?  いやいやそういったたぐいのエネルギーは疾うに尽きてましたよ。

 

「引き受けたからにはどういう結末であれ終わりまでやる」という当たり前の責任や覚悟はもともと備わっております。

あとは……「一周まわって」という若者中心で流行っていた表現、割と好きなんですが、一周まわってまた夢を見ているのかもしれませんね。

 

 

 

あと10日間。……いや、8日か。やれるだけのことはやってみます。

講師の先生方、関係者の皆さま方、あらためまして大変お世話になります。来てくださる皆々様が楽しく過ごしてくださることが希望です。

 

そして会が終わっても関わってもらえた皆さまが元気で活動を続けてくださること! これが一番たいせつ!!

 

当日の盛会をわたし自身が心から祈っています。

 

 

 

(さあ。終わったら、延び延びの締め切りも待っていますぞーーいッ +_+)

 

 

  2021/03/05   xyz