大牟田児童文学セミナー、おかげさまで開催まで10日を切りました。
いまどういう状況かと手短に申しますと、13日初日の全体会で160名超えの見込み(来賓者、スタッフ陣入っています)、14日の各分科会も日に日に人数が増えていっています。
増えていくとどうなるかといいますと、分科会は、借りているお部屋のコロナ禍における規定のキャパを超えますので移動を検討するわけです。
おまけに内田麟太郎さんが募るひみつのツアーも入ってきて(13日に会場発表?? 先着で14日午後開催)、てんやわんやです。笑
来賓者の方々もここでは発表してはいけないのかな。
子どもの本の書き手は、サプライズだのシークレットだのひみつ好きが多い傾向なので、お手伝いするほうはどこからどこまでがシークレットなのかミッションなのか大いに気をつかいます。(笑うところです)
大牟田市の重役の方々もかけつけてくださいます。お忙しいなか誠に有難うございます。
さかのぼること四年前。
このセミナーの企画を……企画前の「つぎは福岡でやりたいけど、どう?」くらいの話ですが、協会のえらいさん方に打診されたのが2017年の春でした。
そのいきさつについては、昨年末刊行の「日本児童文学」11・12月号にも書いています。「上野の森親子フェスタ」関連で上京した際のとつぜんのお声がけでした。
それからの長期にわたり、色々な方のお力を借りるうちに、また複雑化も進み、ひとつのイベントを運営する難しさを感じるようになりました。……背景事情も加わって長引けば長引くほどに。
わたし個人は、最初は九州の作家中心(九州山口の書き手描き手が講師をするという意味)で開催できればいいかなくらいでお引き受けしていたものですから、色々な貴重なアドバイスをいただいて、それがいまでは大正解だったと思っていますが、個人のうちうちの気持ちとしては、セミナーの内容じたいが膨らみ大きくなるにつれて、責任持てるだろうかといちいち悩み、不安のほうが大きくなり、いちどは辞退を申し出たこともあるんです。
こんな風に「おおごと」になるのはわたしでも予想できていたからです。
あれよ、と引き止められちゃいましたが、ね。
セミナーが企画段階で延期をくりかえしたのも絵本美術館の延期が大きかったです。
春のたびに絵本美術館の建築ごとが延期になる理由も最初はなんでかな~くらいのものだったのが、「なんだ。そういうことが絡んでいるのね」とわかってきて腹だたしく思う日々もありました。だって、最初の予定どおり開催できていたらコロナの影響も受けなかったはずですから。
世の中のことがわかっているようでぜんぜんわかっていなかったこの世間知らずが学習させていただきました。
そんなこんなのややこしいことを越え、それでもイベントを開催しようとなんども初心にかえりを繰り返してきて本日があるわけです。
なんかの推進力? いまだによくわかりませんが意地ではないことは確か。
やっぱり夢や希望? いやいやそういったたぐいのエネルギーは疾うに尽きてましたよ。
「引き受けたからにはどういう結末であれ終わりまでやる」という当たり前の責任や覚悟はもともと備わっております。
あとは……「一周まわって」という若者中心で流行っていた表現、割と好きなんですが、一周まわってまた夢を見ているのかもしれませんね。
あと10日間。……いや、8日か。やれるだけのことはやってみます。
講師の先生方、関係者の皆さま方、あらためまして大変お世話になります。来てくださる皆々様が楽しく過ごしてくださることが希望です。
そして会が終わっても関わってもらえた皆さまが元気で活動を続けてくださること! これが一番たいせつ!!
当日の盛会をわたし自身が心から祈っています。
(さあ。終わったら、延び延びの締め切りも待っていますぞーーいッ +_+)