ブログ(ソーサク部屋)

2015年10月

キティちゃんとお賽銭箱

さあ、このタイトルから、どんなお話を想像できますか?

本来、自分のことを長々と話すのは苦手なんで、最初から書きます。

私は小学5年生になる春休みに、春日大社でキティちゃんのぬいぐるみを失くしてしまった過去があるのです。

 

当時、私は三重在住でした。うちの両親は一時子供会の役員をしていまして、役員どうしそのまま仲がよくなり、親と子いっしょに日帰りか一泊旅行で奈良にでかけたのです。4.5家族16人前後だったでしょうか。春日大社になぜキティちゃんを持っていったか? これも話さなければなりませんね。もちろん旅先にまで持っていきたいほどお気に入りのぬいぐるみだったからです。初めて自分でおこづかいを貯めて買ったキティちゃんでした。ぬいぐるみといっても、全長15センチくらいで680円だったかしら……割と小さめです。

それで、春日大社でお参りをすませ、さて、と鳥居をあとにしかけて母が突然大声で皆を呼びとめました。「Mがいない!」

Mというのは私の三歳下の弟です。「え、迷子?」「迷子になったの?」 皆で弟さがしが始まりました。春日大社の境内がどのくらい広かったのか子供の視点では不確かですし、HPなどでわざわざ確かめていませんが、おかしなもので、踏みしめる砂利が非常に重たく憂鬱に感じられた思いだけが残っています。

 

すると何分(何十分?)かして、ひょっこり、弟は見つかりました。大きな門の階段のとちゅうでおとなしく座っていたのです。

 

どうしてこんなところにいたのか? 誰かが問い詰めたかもしれません。弟はキリッした声で、パタパタと空中に飛ばすなんとかバード、あれにみとれているうちに、皆を見失ってしまったと言いました。そのパタパタを売っているおじさんが「ここに座っていたら、必ず家族が迎えにくるから、じっとしていなさい」とまで言ってくれたそうです。その場の全員、安堵したでしょう。涙ぐんだかもしれません。私も心底ホッとしました。

 

ところが、こんどは私のキティちゃんが「ない」のです。どこにも「ない!」。弟をさがしているうちに、どこかに落としてしまったというのはすぐに気づきました。帰り道を歩きながら迷っていました。でも母や皆にはお願いを言えませんでした。「さがしてくれ」と。これ以上……移動の時間もせまっていたと思います。

私は、あとに、キティちゃんは春日大社の賽銭箱にあげたのだと思うことで納得したのでした。

 

それで、この一件の話をすると、作家だから創ったんだろうといわれそうですが(一部の記憶については私も自信がなく)大人になって母と話したときに、同じくらいには憶えていました。キティちゃんを失くす直前の証拠写真も実家にありました。アルバムに貼ったときに何か言葉くらいは交わしたかもしれませんが、そのあたりの記憶は皆無です。あと、ひょっとすると、今なら、春日大社のおまもり関連にキティちゃん物があるかもしれませんよネ。でも春日大社とキティちゃんをつないだ元祖は私でしょう!!(ということに)

 

そんなこんなで、今回関わらせていただいている「サンリオキャラクターえほん」シリーズ、お声をかけていただいたのも何か引力があったのではと思ってしまうほどです。私はそこまで信心ぶかくはありませんが、もう一度キティちゃんと再会できたようで、真面目に愛情をそそがずにはいられません^^

 

 あらためまして以下に各タイトルを列記しておきます 

3月と5月に一冊ずつ、8月からの新刊は三冊、合わせて5冊になりました。よかったらお子さんといっしょにお手にとってみてください。

『ハローキティ はじめてのピアノ』『リトルツインスターズ ふたごのキキとララ』

『チャーミーキティ キティとのであい』『ぼんぼんりぼん リボンのミラクル』『ハローキティ ダニエルにあいたい』

http://www.sanrio.co.jp/news/bocygu-kadokawa-picture-book-20150831/

http://www.sanrio.co.jp/news/bocygu-kadokawa-picture-book-20151009/

(ニュース・イベント サンリオさんのページより)

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  2015/10/10   xyz