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ソーサク部屋

さよなら2018年

 

新年を迎えられて、とても複雑な思いにつつまれています。

新しい年が祝われるというのも、昔は「ぶじにひとつ年がさねができる(生き延びた)」意味合いが強かったのではないかなあと勝手に思ったりしています。”数え年”があるのも、その視点からだと解釈が深まるように思います。

そんなことをぼんやり考えてしまうのは、これまでになく、2018年が別れがたい年になったせいでしょうか。

 

2018年という年は、冠婚葬祭のすべてがあり、良いことも悪いことも大きくふりきった年になりました。

それだけ感情も揺さぶられ、一つひとつ強く心に刻まれたように思います。そしてそのたびにメモなり詩のかたちなり写し取っている自分をおかしく感じることがありました。

「本にしたい」とか「これは取材になる」と野心が働く前に書いているわけですから、ね。書かずにいられないというものなんでしょうね……。

仕事としてちゃんとこなせているとはいつも思えていませんが、生きている限り、わたしはこんな風なんだろうなあと思います。またそれをゆるしてくれている家族にあらためて感謝をしている日々です。(この年末は、インフル菌持ってきたやつのせいで予定が狂ったのどうの、大人げなく争ってましたが……苦笑)

 

さて、2019年です。

 

チャレンジャー気質のわたしにとって、今年も有難いことに”新たな”展開が待ち受けてくれているようです。いまからドキドキしています。

これは、応援してくださる方々にとってもとても嬉しいことだと思いますので、ぜひお楽しみにしていてくださいね!
 

それと、五年目に入った協会仕事については、非力ながら、業界の後継者をはぐくむためにもできるだけお手伝いをしていきたいと思っています。

ネット関係は嫌がらせ防止のために、作業をする人間は公開上の細かな動きを見せないのが賢明ですが、それにより仲間うちに、あの人なにやっている人? みたいな疑心暗鬼に思わせてもやりにくさがありますのでどこまでオープンにするか難しいところです。

年々、家業方面の助っ人も重くなっている自分がこの先役に立てるかはわかりませんが(むしろ足をひっぱるおそれが……)、どなたかにバトンを渡せるまではつないでいきたいと思っています。

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

ソーサク部屋   2019/01/02   xyz

Silent Night

 

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ソーサク部屋   2018/12/24   xyz

来場感謝キャンペーン

 

新着記事にも書かせていただいた、ヤマシロヤさんでの来場感謝のキャンペーンが始まっています。

あの単体の「トイカビ」(勝手に命名)、わたしも欲しいくらいですヨ~。

対象品のなかのカービィ絵本には、タウさんぽとさん、そしてわたしのサインが小さく入っております。裏表紙のデザインやスイーツの世界観をこわしたくない &「サイン、要るかしら?」と思いながらもヤマシロヤさんのご好意で書かせていただきました。

ぜひぜひ、参加してくださいね!

ところでタグを散見したりしていると、「絵本のせかいは、ゲームやアニメとはちがうもの」というご意見、ときどき遠慮がちにつぶやかれている方もいますが、それはごもっともで大いにおっしゃっていただいていいんですよ。裏を返せばそうであるから「絵本のせかい」の価値やオリジナリティーが生まれてくるわけです。

同じ世界観にはない、絵本のカービィは絵本のなかのもの、でもいっそう親しめちゃう不思議。それを多くの方が共感してくださったおかげで、「絵本のせかい」の魅力が増したのだなと、とても感謝しています。

 


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皆さんは、「初代のドンキーコング」「マリオ」と聞いて、どういう絵が浮かびますか?

もしかしたらほとんどの方が、ファミコンの中のイメージが浮かぶんじゃないかと思うんですけど、わたしのイメージは、ゲームセンターの台(アーケードゲーム)にあった、百円玉入れてプレイする「ドンキーコング」「マリオ」なのです。

いま話題の「ヤンキー」や「つっぱり」がゲーセンに通う時代、その「初代」のとなりには、フロッガーだったか、カエルが川や道路を渡るようなカワユイゲームもありましたが、マリオなんて、その頃は、名前もつけられてなかったくらいです。

実物、みたことありますか? プレイしてみたことありますか??

 

あれ”だけ”が「初代」だと言い張るつもりはありませんが、あの初代ドンキーコングでなければドンキーコングじゃない! と言い張る自由もあるんじゃないかと思っています。そう主張してもべつに誰にとがめられることもなく共存できるほうが、キャラクターもより深く親しまれると思いますし、楽しいですよね!

色んな楽しまれ方、これからもみてみたいなーと思うのです。


 

さてさて、話は大きく変わりますが、11月の10日を過ぎたあたりから、強めの(レンサ球菌による)感染症にかかってしまい、今まで治療をしていました。
通常、健康な人がもっている菌類でも、傷口から入るとからだにひどい悪さをする……というのはドラマや番組などでもうっすら聞いたようなことはありましたが、まさか自分の身の上に起こるとは思いもしませんでした。

最初は右手の親指の小さなササクレから侵入し、ピーク時は両手末端が腫れ、指三本、包帯巻きでした。 ←不自由


後発の症状は、その人その人の免疫力や体力しだいみたいですが、わたしの場合は循環器系と腕の筋肉にきて、いまも後遺症がちょっと残っています。

一部の抗生物質(ペニシリン系など二系統)しか通用せず、もし「JIN」の時代なら、わたしはいまもうここにはいないかもしれない人なんだー、と救われたものの、空しい思いも不本意ながら経験することができました。

助かったのは、初期症状の段階で家事の傷などとは様子がちがい「これはかなりおかしい」と思えたのと、たまたま別の件で出かけた皮膚科で処置と抗生剤を処方してもらったのが進行をくいとめたようです。おかげで早期に他者への感染力も弱まり、その点も拡めることがなくて良かったと胸をなでおろしているところです。

こういったケースは稀なほうかもしれませんが、ないわけではないので、皆さまも(怖がりすぎない程度に)どうかお気をつけてくださいね。
書こうか少し迷ったのですが、一人でも用心してくださればと思い、書きました。

待合の各病院でつくづく思ったのは、自分の体の異変に一番気づけるのは自分しかいない、ということでした。ふだん健康を自慢? しているわたしが言うくらいなので、そのままが伝わったらいいなと願っています。



あとすっかりお知らせそびれていたこととしては、児文協(日本児童文学者協会)のネットワーク部員を今期も引き継いでいることですね。

次回更新時に忘れないためにここにメモしておきます。


 

※12月8日、思いがけない”サプライズ”に共鳴して、画像を一枚追加”させていただきました。

 

ソーサク部屋   2018/12/05   xyz

ゆめ・みつき

 

新着でもお知らせしました、「星のカービィ ワンフロアまるごと 絵本のせかい」、開催中です(期間10月26日~11月25日まで)

 

ツイッターのアカウントを持っている方でしたら、#(ハッシュタグといいます)をつけた #カービィ絵本のせかい #ヤマシロヤ などで検索してみると、たくさんの方が会場にきて楽しんでいるようすが伝わるかと思います。

毎日検索しては、つぶやきや ☆のメッセージ(来場者の寄せ書き。たぶん、1000は軽く超えてますよね)を読ませていただくのがこのごろの日課になっているんですよー。
会場スタッフさん、カービィチームの皆さま、売り場の方々には、感謝をいいつくせません。残りの会期中も、ひきつづきお世話になります。有難うございます。

 

わたしも一緒に楽しみたい! ということで、始まった最初のころは「いいね」「いいね」…と連続で押していたのですけど、しだいに追いつかなくなってしまいました。またツイッター機能では、一日に? いいねを押しすぎたりとか、フォローをしすぎたりすると凍結される?? アカウントもあったように思うので(定かではありません。実際の規定は不明)気をつけながら、同じ気持ちのなかに浸っていたいなと思います。
 

 

それはそうと、いいね の数が気がついたらツイート数を超えておりました。

以前ブログ内で、「いいね」の数がツイートの数とならんだらツイッターをお休みしよーかな、と言っていた、その日をいつのまにか迎えてしまったようです。(このタイミングだったのかー! という感じでした)

それで休みはしませんが、そろそろ、ほぼ休眠状態に入っているマイFBみたいに、ツイッターもゆっくりペースでいこうかなあ~と思っています。

まあ何ごとも決めつけてしまうと楽しくないので、いつも寄ってくださっている方やフォロワーさんには、(ツイッターに)常駐しているときもあれば、いまは留守中でどっか行っているのだろうくらいに受け取っていただけたらうれしいです。

フォローいただきましたらフォローをお返しするマイ設定は変わっておりませんので今後ともよろしくお願いいたします。



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タイトルは、高校時代からの親友Rちゃんと編集担当した卒業文集「夢見月」からです。

「ゆめみづき」ではなく「ゆめ・み・つき」と、にごらないようにしたのはとくにこだわりはなかったと思いますが、現在、本日の自分には個人的にとても刺さる響きになっています。

レタリング文字からすべて手書きなんですよ。(ヘタしたら今より書けていたのかも…)

陰暦3月の異称でしたよね。3月の卒業をひかえて、ふたりであーでもないこーでもないと悩みながら、選んだのだと記憶しています。

相棒Rちゃんは書道部で、このころからお習字の師匠でもありました。上段か師範の免許、早いうちからもっていたんじゃないかな。それから、美術部の同級生たちのイラストやキャラ絵の完成度お見せしたいくらいです。スクリーントーンを使っているコもいましたね。残念ながら簡単に掲載許可を得られるものではありませんが…(美術部:当時は「漫研」がめずらしかったので美術部で漫画研究をしていた者もいました)
ちなみにわたしは体育会系の部活です。それ書くと話が長くなりますので、ここでは気にしないでください。

 

Rちゃん、原稿から大切にとっていてもらってありがとね。



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画像左の左ページはRちゃん作成。右、ジャンプ漫画は弟と一緒に読んでました。18才時。


※仕事以外の未発表の絵やその周辺のこと、「アクチンミオシン劇場」という新カテゴリーに置いて、楽しんでいただこうかなーと思っていたのですが、いま、書き直し中の原稿も立て込んでいるので、来年を目標に開設しますね。
ケンシロウ絵は、文集のなかの、わたし(旧姓)のページから引き抜いています。ちなみに、”アクチンミオシン”というのは、その頃描いていた、ふたごのオリジナルキャラクターです。
 

ソーサク部屋   2018/11/09   xyz

著作権ガイドと詩歌集

 

千葉、群馬につづいて、大阪方面で大きな地震がありました。

とくに揺れの激しかった地域の皆さま、眠れない夜をお過ごしかと思います。

急に襲ってくるのも怖いですが、そのあとのいつまで続くかわからない小刻みな揺れも本当に怖いですよね。神経をすり減らすお気持ちかと思います。


どうかくれぐれも身の安全を第一にされますようお願い申し上げます。

 

枚方の香里ヶ丘に、わたしたち家族にとってとても大切な方がお住まいでいらっしゃいます。夫君が映像機器会社勤めの二十代からお世話になっていた上司で、結婚式の際には仲人をお願いしたTさんです。安否をご心配しております。

身内ではありませんので、いまは控えていますが、近いうちにご連絡をさせていただきたく思います。
 


18日早朝は、かねてより準備をしていただいていた、日本児童文学者協会の「著作権ガイド」を、FBとツイッターに広くお知らせするところでした(もし、わたしの役割が気になる方がいらっしゃいましたら、協会サイトの「日本児童文学者協会とは?」の”組織の概要”"部員名簿”のくだりをご覧ください)。
その作業の途中、家族の出勤車を誘導していたところで速報(スマホの防災通知)を知ったのでした。


著作権ガイドについては、少し時間をおいてお知らせさせていただきました。


協会仕事はちょうど任期くぎりを迎えてまして、わたしは二期(2年×2の4年)をぶじに終えたのですが、「著作権ガイド」は、それよりずっと前から任期担当をされていた方々が長く準備をつづけ、わかりやすくまとめていただき、ようやく皆さんへ公開する運びとなったものです。

どなたにも読んでいただけます。とくに創作活動を始めたばかりの方には参照していただきたいと思っています。

 

 

それから、詩歌集の刊行のお知らせです。

コールサック社さんより、『沖縄詩歌集 ~琉球・奄美の風~』が発売されます。

大塚も、こちらに、詩を一篇掲載していただきました。

タイトルは「還ってこなかったお父さん」。

奄美返還にまつわる詩で、実話をもとにしています。

 

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編:鈴木比佐雄、佐相憲一、座馬寛彦、鈴木光影

 

詩……現代詩というジャンルになるのかはわたしにはわかりませんが、個人の児童書へのポリシー(今、生きている子供たちに寄り添うことを第一、等)では、おさまりきれない心や表現を、後世にのこしていきたいと思うようになりました。

デビュー作群を書いた1995年96年以来さまざまな経験を重ねて、そんな風に書いていってもいいのではないかな、という心境の変化がありました。


詩は仕事の合間にたくさん書いていますので、今後も機会がありましたら発表していきたいと思っています。

 

 

ソーサク部屋   2018/06/19   xyz

ファースト二次元

​漫画の日にちなんで、今日はわたしの初恋のヒトを紹介します。
 

だ~れもしらない しられちゃいけ~ない~~

 

なので顔はかくしていますが、かなりのイケメンさんです!

 

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ジブンちいっちゃかったので、アニメ版ですよー。照
 

それよりあとになると思うんですけど、通っていた教室の本棚に週刊漫画が無造作においてあって、たまたま開いたページに衝撃をうけ、それは、ミキ(牧村美樹)が狂気をともなった暴走人間たちに追い詰められている場面でした。

幼心に悟った(にんげんってこわいときあるなあ  泣 )のと、原作とアニメは違うのだというのを感じとりました。

 

 

このところ、もくもくと描いているのは、こんなトーンのラフやスケッチです。さっと描いたものですね。

​アンケートペンは、割とあなどれない描きやすさ(筆圧)があるということが判明したので、在庫のかぎり使用中です。
 

昨年よりトライを始めた詩については、近々、寄せていただいた投稿誌が出回ると思います。福岡の書店や図書館などで見かけるかもしれません。もしも発見したら、感想をいただけるとたいへん勉強になります。

目下、企画ものが延期になったり、お世話になっている編集さま方は、異動やお引越しでお忙しかったりするので、この機会に、前々から書きたかった原稿に取り組んでいます。資料集めもあり、進むのは少しずつなんですけど。 

そのほか、2月21日からの「えほんてん」のDMを少し書いています。画家の樋口ゆう子さんにお声をかけていただき、コラボのDOLLグッズ、またまた置かせていただけることになりました。

ありがたや〜  ギャラリーさまは、なんとなんと、銀座の一等地ですゾ。

それから、昨日8日はツイッターをはじめて、丸7年の日だったそうです。

朝チェックしたときに、#MyTwitterAnniversary なるものが出てきて教えてくれました。


​ツイッターをはじめた時には、お気に入り(現 いいね)の数がツイート数にならんだらやめようなど、一応の区切りというかお約束ごとを考えていましたが、その日が近づいたいま、どうしようかまだ決められていません。

以前、職場の試験までの5か月ほど休んだときみたいな、休眠期間はこの先あるかもしれません。

プライベートではちょっと心配ごとがあったり......一方で、お祝ごともつづく予定なんですけど、そういうときこそ、当人たちに迷惑をかけてはいけませんし......ああ、でもわたし、ふだんからゆるいし、うっかり色々口走ってしまわないかヘンにソワソワ不安だらけです。

 

今回の「Anniversary」は、いいタイミングで、これからのことを考える機会になりました。

 

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ソーサク部屋   2018/02/09   xyz

本年も…

 

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます

 

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                            愛でたし

                   めでたし  

          芽出度し






 

 

 

 

…… おまけ

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               (インスタバージョン)

 

 

ソーサク部屋   2018/01/02   xyz

 

締切近い同人誌評進めています。

今回担当分、少なめで80作くらいかしら……

 

先日、「ミサイル」という詩をある冊子へ寄稿させていただきました。

本を出版するようになってから詩を書くのは初めてです。未熟かと思いますが、掲載していただけましたら幸いです。「少年詩」(定義は、大人が子供に向けて書いたもの…?)から外れるかもしれないと思い、場所は選ばせていただきました。いち転校生が浴びせられた机上の暴力が題材です。

カード絵本「DOLL STORY」は、二枚目の絵を樋口ゆう子さんに仕上げていただいたので、こちらも仕事が落ちつく、お盆明けごろには印刷をお願いする予定です。ゆう子さんとは先月観劇をご一緒させていただきました。その舞台衣装が素晴らしくて、もうなかば取材気分になって、この舞台衣装の画集もほしいくらいよね、と言いあってました。

 

ここからは、前回の「ソーサク部屋」で後日…と書いた朝ドラがらみの続きです。

7月の上京中、うちの次男と「エンパク」(前回のソーサク部屋ご参照くださいませ)で開催中のドラマ展に行ってきまして、日本のドラマって人を幸せな気持ちにするのに長けているよねえ、ってつくづく思いました。懐かしのお茶の間ドラマから最近ヒットしたドラマまで紹介されていました。

個人的必見は、「泣くな、はらちゃん」のあの二次元世界につながる櫓みたいなセットの設計図でしたね。あんな細かいところまで設定されているなんてびっくりしたのと、あらためて櫓=祭り……ん? 祭り? なんか意味深だなあ……そういえば鳥居とか、最終回でのお神輿かつぎとか、さらっと観てしまったけど、あれも撮影場所にこだわった深い思いが込められていたんだなあとか気づいたり、いや気づかなくても面白かったよね、と振り返ることができました。

 

なんと、貴重なことに、寺山修司が山田太一氏にあてた肉筆の手紙もありました(すごく可愛い字を書かれる方だったんですね!)

 

あの空間にいるあいだ、ずっと心に灯っていたのが、ふんわりとした幸福感でした。「CRISIS」や医療系のハードな内容のドラマにしても、そこにフィクションという「お約束」があることで、視聴者はやっぱり一部始終”観客”のひとりなわけです。ドラマの魅力って、リアルだけどどこかリアルではなくて、安心して観客でいられるところも大きいんじゃないのかなあとよく思ったりします。

だからべつに、史実とか現実を取り入れる努力はあっても、リアルになぞらえたほうが正しい! みたいな気持ちはありません。むしろ、どの時代を描いても「いま」の感性に沿ったものにしたり惹きつける努力をするほうが大事なんだと思います。

わたしも作者の一人として、ね、そういうことよくドラマから学ばせていただいています。

 

「ひよっこ」の場合は、深い傷を受けた宗男に、「相手側にも同じくらいの傷を与えたんだろうな」という”加害者”の視点はきれいに避けられていたわけですが(激戦地での英国人とのふれあいにより)、宗男というキャラクターが現代の感性にマッチして、人の生きる力とか開き直りに嫌味がなく素直に受け取れたことに、脚本家の腕の良さを感じてしまったわけでした。

人の良さを集められるだけ集めて描いて「きれいごと」ではないように思わせるのは、上級の手法だと思います。

暴力や攻撃的なものでしかけたほうが、人は(とくに子供は)容易に惹きつけられるものでしょうから……。

 

 

さてタイトルは、あじ~~日が続いているからといって、手抜きをしたわけではありません。

 

ツイッターで、小泉八雲の曾孫でいらっしゃる小泉凡さんの『怪談四代記』をご紹介したので、怪談にふさわしい(?)季節でもありあやかりました。
​「八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに……」の「八」ですね。

ツイッターでも推しておりますが、民族学の先生ならではの、記録書としても面白くてためになる読み応えのある本ですので(怪談や神話好きな方には新たな創作のヒントになるかも?)、オススメです。

 

あと、未発表の拙作については、記憶もアヤシイので色々調べているうちに、もう一冊、興味深い出会いがありました。
民族学者の谷川健一さん(故人の方)がまとめられた『列島縦断 地名逍遥』という本です。そこに物語で引用させてもらった出雲国風土記に記述されている「等々島」(トド島)のことも紹介されていて、新たな視点と知識欲を沸かせていただきました。

 

お話を書いた当時は、わたしは30歳かそこらで、当時は乳児を抱えてましたので、たぶん母親に預けて取材に出かけに行ったのだと思います。乳児なので、日帰りだったかも? ……う~ん、できたんでしょうか。

美保関方面のバスに乗った記憶は残っています。だとしたらかなりの強行軍だったでしょう。

 

こんな風に、たいていの記憶というのはすぐ不確かになるものなのに、四代にわたっての記録を鮮やかに書き起こされた小泉氏の非凡なお力のなんという確かさ、ひょっとしてほんとうに八雲…ラフカディオ・ハーンの魂が宿られているのでは……とちょっぴり背筋を凍らせながら楽しく拝読させていただきました。

 

5日の福岡は38度を軽く超えたそうです。夕方、水道の蛇口をひねると、お湯が出てきました。

取引先仲間と長崎伊王島方面に出かけていた夫君は、台風の影響で多少日程変更しながら、ぶじに帰ってきました。久しぶりに長崎の原爆資料館にも立ち寄ってきたそうです。お土産は塩キャラメルナッツクッキーでした。

 

どうぞ皆さま、くれぐれも無理は禁物です。ご自愛ください。

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ソーサク部屋   2017/08/07   xyz

When you wish upon a star…

 

The sweet fulfillment of
Their secret longing

Like a bolt out of the blue,
Fate steps in and sees you through
When you wish upon a star……

 

今日はソーサク部屋よりお届けです。

 

まずは、九州の日田、朝倉市を集中とした豪雨被害に、心よりお見舞い申し上げます。

台風3号があまりに台風らしくなかったところに、この豪雨は不意打ちでしたね。

被害の全容はこれからですが、豪雨に比較的慣れている九州の人も防げないレベルの集中雨量だったと思います。自然はつくづく畏ろしいです。

アメリカの従兄もニュースで知ったようで、画面から伝わる「heavy rains」に「hoping you and parents are doing ok?」とメッセージが届きました。伯母が特に心配しているのだとわかり、洪水の地域を地名で答えました。

わたし自身に限っては、予定していた取材やイベントも吹っとんでしまい、半ば呆然としていましたけど、いまは平常心にもどるための調整中です。こんな風に、心やからだが生きていさえすれば、多少のことは立て直せますからね……。

 

お知らせです。7月の上京が決まっています。20日から数日間の予定です。午前中などは現時点での予定がありませんので、何か御用がありましたら、ぜひお声をかけてくださいませ。

星のカービィの25周年記念のオーケストラコンサート(指揮者 竹本泰蔵さん)にご招待をいただいたのと、その前より練っていた案件の取材と、早稲田大学の演博(通称エンパク:坪内博士記念演劇博物館)の企画展「テレビの見る夢 大テレビドラマ博覧会」に行ってこようと思っています。

会期中に尾野真千子さんのイベントもあるのです。←こちらは、先着応募で、断じてコネとかご縁のつながりではありませんことよ。そう思われそうですので、あえて書いておきます。でもね、わたし、そういうのも限定的に、仕事を円滑にする上ではアリと思っている人なのですよ。まあ、これは今は余計なので書きませんけど。

 

それから、管理の”一端”をまかしていただいている方面からお手当をいただけるようになったこともお伝えしておきます。とても有難いのです。ですが、今まで、けして気の良いボランティア精神だけでやっていたのではありません。それはメインでやってくださっている方も同じお気持ちかと思います。

わたし個人は、同じ熱意で、いっしょに仕事を進めてくださるお仲間さえいれば、すごくやりがいやモチベーションを保てるのです。お気遣いいただけるなら、その思いをくんでいただけると助かります。なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

 

これまでに公言しているように、わたしは文を書くことはどちらかというと苦手(文章はまどろっこしく絵を描くほうが伝えやすいほう)でしたし、それでも20年続けていられるのは、お金もうけのためではなく、物語世界を楽しく感じる心やキャラクター愛については、そこいらの誰よりも負けていないと自負しているからです。あと、どんな環境や障害があっても、チャレンジの気持ちを持ちつづければ、憧れの目標や夢もそう遠くないってことですね。もし、それを、子供たちへ伝えていく使命があるのだとしたら、伝えたいという気持ちが枯れるまでは続けていきたいと思います。

 

ツイッターには、7月7日より、所属している 創作集団プロミネンスのリンクをつけました。新刊紹介では活躍している後輩(という気持ちはあまりなく同業者だけど同志的な)たちの新刊本も毎月更新されています。毎月本を出している方もいらして、目を見張る思いです。

バトンを引き継いだ者としては、そろそろ余分な肩の荷をおろして、実力も才能も豊かな後輩たちに全面お任せしたい思いです。いえいえ、あくまで気持ちの上で、の話ですよ。

 

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話変わりまして、朝ドラ、このところ珍しく見つづけています。

赤坂編からでしょう? というお声も届きそうですが、そうです、その通りですよと開きなおります(ふんぞり)

宗男の「笑って生きてっとう!」という気持ちすごくわかります。なんていったって、わたしは”お父さん”や”宗男”のジャスト孫世代ですから。(注:まだ生まれてませんよ)

ただ、当人が生きているあいだにその境地に達するのは、現実はなかなか難しかったと思います。この件については、後日にいたしましょう。

 

8日土曜から、セミのなき声が、聞こえています。じいじいのアブラゼミっぽいです。




​illustration 大塚菜生

 

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ソーサク部屋   2017/07/09   xyz

一万六千ぽ

こちらは、大変久しぶりの更新となってしまいました。


​今年、もの書き生活20周年で、あとであの年なにかしたかなと振り返ったときに記憶に残せたらいいなと、今まではかなり消極的だった各イベントへの参加をしています。
​予算を組んだり、準備もそれなりに必要なわけなのですが、終わったあとのなんといいますか、ライブ的楽しさ、ほどよいカタルシスは、いいですよね。ある日のアプリの計測では、一万六千歩も歩いたことになっていて、パソと向かい合う日常ではまず経験できない数字だなと思いました。会場までわざわざ来てくださった方もいらして、とても嬉しかったです。


元の職場にもそういう醍醐味、ふれあいがありましたので、なかなか仕事を絞れずにいました。著述業って、安定していないというのもあるんですけど、フリーの身をいちど経験すると、組織に置くことも時には楽ちんに感じるんですよね。

​社会人になって以来、組織 → フリー → 組織 → フリー ときて、どちらも良さ、大変さ、経験できたと思います。根本には、子育て、家業というベースもありました。


​今後のイベントとしては、すでに予定を組んでいる分以外は、まだきちんと基準もなにも決めてはいません。
告知を限定にした、規模の小さいのを単発でやってみたい気持ちもあります。
​なにかしらに「貢献できるかも!」と思えれば、これからもできるかぎり続けていきたいと思っています。


お知らせです。


​カード絵本という試みからの一遍、『DOLL STORY』が有難いことに、太宰府市の竈門神社下宮参道の雑貨店enさんで発売されることになりました。

この件については、新着情報、カード絵本のページにアップしております。


絵を描いてくださっている樋口ゆう子さん曰く「説明が苦手で…」だそうですが、よほどゆう子さんの紹介のほうが丁寧で上手です。ゆう子さんのページ(ブログ)にもぜひおでかけしてみてください。

トリさんを長く飼っていたためか、ゆう子さんの手作りのブローチながめているだけで和むんですよ~。
(動物はほかにもあれこれ身近にいました。鶏をヒヨコから育てたこともありますし、母方の祖父母の家にはヤギが3頭もいたんですよ。とりわけ好きなのが文鳥と柴犬ですね)

​あと、「うつのみやこども賞」の選定一回目、月の本に感想つきで取り上げていただいて有難うございました。選考委員の子供たち、するどい! しっかり伝わっているなあと思いました。


 

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ソーサク部屋   2017/05/25   xyz