新型コロナに感染した家族が、全員治癒しましたことをご報告申し上げます。
ご心配をおかけしました皆さま、また、(我がごとのように)駆けつけてくだったご近所さま(罹っていませんか?)、 差し入れをしてくださった旧知の皆々さま方に心より御礼申し上げます。ほんとうに有難うございました。
うち、一番症状が強く出ていた高齢のひとりは、救命措置がこれで3回目であったにもかかわらず、おかげさまで今回も命びろいをしました。
わたしには義兄がふたりいるのですが、二番目の義兄から「救急車で運ばれた」と最初に伝わった内容からは、いわゆる体制診断でいうところの「軽症」(酸素吸入までは要らない)かと思っておりました。後から後から色々聞いたところ、どうも「中等症」扱いだったようですね。
それでも二週間の入院で、本人負担額は1万2千円で済みました。
一日の入院費ではなくて、二週間で、ですゾ。
その点も有難いことでした。
かかりつけは満床で断られ、受け入れてくださった先が外観の美麗な私立病院だったこともあり、家族間で、
「空きの部屋がなかったんだって」
「それって、特別部屋の個室になっちゃったってこと?」
「わたしは一日10万円って聞いた!」(言い張る高齢者)
「どこから? 本当に?」
「100万円用意しとこうかね」(気を張る高齢者)
「もう10日とっくに過ぎているんだから、足りないやん?」
などと、いらぬ憶測が飛び交ったのも今では笑い話になっています。
日本の医療体制、改善すべき点、欠陥も多いと思いますが、今のところ、世界じゅうでこんなシステムつくれている国はきっと少ないのではないのかなあ。なあんてことも改めて実感いたしました。
自分も現場と関わっているので、運ばれた日前後が大変な状況であったのは分かっていたので(おそらく福岡では、今回のピークであった※)、最悪な場合の覚悟もしていました。そのへんの思いも付け加えておきます。
それと、Twitter上の、現場を見てきたわけでもない主観的論争(一種の売名行為?)には加わる気はありません。そういうのにはエネルギー使いたくありません。
とある舞台でも締めくくりに言っていました。
「だれかに(日常を)壊されてからじゃないと気づかないんじゃないですか」
正に「それな!」の気持ちです。
※※※
話しはぐるりと変わりまして(……?)
昨日ネット上で、シネマ歌舞伎「三谷かぶき 月光露針路日本(つきあかりめざすふるさと) 風雲児たち」が、明日まで! と知りました。
この上映、大河人気もあっての再上映ってことですかね?
ああ観たいよ~。観たい。今こそ並々ならぬパワーが欲しい。(キングダム2も観たい! ワンピース新作も観たい!)
しかしながらわたくしは、現在のところ、欠勤はできません。有給もとれません~~~( ノД`)シクシク…
東劇は9月1日までだそうですが、中洲大洋さん、できれば夜間の上映会をお願いしたかったです。
思い出されるのがたしか14年前、家族が初めて命に関わる深刻な手術を受けることが決まった日、わたしはふらりと上映中の三谷映画を観に行きました。
「ザ・マジックアワー」です。
天気もサイアクな日で、今日のように大雨の中、あえて傘さして映画館に足を運びまして、
でも、鑑賞中はずっとげらげら笑い転げていまして、なにもかも吹き飛び、すっごく楽しくて、心に溜まっていた大きな不安感がすっかり抜けていきました。そのことを今でも鮮明に憶えています。
それ以来かもしれません。
気が滅入っている時ほど、なんどか三谷作品に救われています。
ほんと、今年の大河が三谷作品で良かったなあと、つくづく思っています~~~
お盆中はお休みでも家族ごとで忙しかった皆さまも多かったと思います。
どうか引き続きご自愛くださいませ。( ^^) _旦~~
※補足します。阿波踊りが話題になっているのを後から知りました。
阿波踊りがクラスターの原因になったのかはこちらでは分かりませんが、福岡の波は山笠が起因と証言される街の開業医もいましたことを付け加えておきます。ノーマスク、博多……いえ、ハダカがぶつかりあうお祭りですからねえ。